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• 『神様がくれた指』佐藤多佳子（新潮社）
• 『フィネガンズ・ウエイク３・４』ジェームズ・ジョイス/柳瀬尚紀　訳（河出文庫）
• 『新訳君主論』マキアヴェリ/池田廉　訳（中公文庫）

『神様がくれた指』は買って一気読み。めちゃめちゃ面白かった！　佐藤多佳子ってはじめて読んだけど、もともと童話畑の人のようですね。この作品が異色作らしい。

『君主論』……目次からして凄まじい。「自分の武力や力量によって、手に入れた新君主国について」の次が、「他人の武力や運によって手に入れた新君主国について」。「君主は軽蔑され憎まれるのを、どう避けるか」、「へつらう者をどのように避けるか」……悪辣だ。素敵すぎる。