2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

死刑/731 免責の系譜

『死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う。』 森達也(朝日出版社) 死刑制度についての私の個人的な立場は、論理的には廃止、感情的には存置、だったのだが、この態度がそのまんま、日本の死刑存廃論の状況なのだった。著者の立場は、紆余曲…

炭酸の抜けたスパークリングワインは普通のワインになることがわかりました。 空芯菜の塩炒め。空芯菜大好きなんだけど……自分で作ったのはなんかイマイチ。どうも筋っぽくてみずみずしくない。やっぱり中華料理屋かアジア料理屋で食べるべきか。胡瓜の丸かじ…

我が家にいつからあるかわからないスパークリングワインをついに開けた。だって暑いんだもん。炭酸ってするする飲めるなあ。でも料理にも少々使ったとは言え、一晩でこれは飲みすぎか(しかも平日だよ)。 Schross Rheinach.ドイツものだった。 付け合せは元…

宮沢賢治殺人事件

『宮沢賢治殺人事件』 吉田司(文春文庫) いくつかの作品は好きだけど、作家本人の印象としては「なんだか薄気味悪い人だよなあ」だった宮沢賢治の目から鱗の評論。ただ、神話と偶像の破壊を論の主目的にしているので、ちょっと論理展開が荒っぽい感じもす…

『ニューサラダブック』 (柴田書店) 『韓流スープ&チゲ』 秋山きよみ(旭屋出版MOOK) 『モーダルな事象』 奥泉光(文藝春秋) 後の2つは古本屋で。他にもこれまでにいろいろ買ったものの記録をさぼっているけど、とりあえず目に付いた分だけ。記録さえも…

実は自分で西瓜を買ったのは初めてです。嫌いというほどではないけど、強いて食べたいとも思わないものだったんだよね。特に種まわりのぐしゃぐしゃな食感が好きでなく、子供の頃おやつに出されたときは端のほうばかり狙っていたものです。 でも、安くなって…

「命の水」というのが誇張じゃなくなってきた昨今の暑さ。CoedoビールのKyaraをようやく飲んでみた。Ruriよりは好きだけど、やっぱちょっと酸味が気になる。 後ろにワイルドすぎるつまみが写り込んでますが、胡瓜(丸齧り)、板わさ(結構しょっぱい蒲鉾なの…

本日の座礁本

『氷』 アンナ・カヴァン/山田和子 訳(サンリオ文庫) 悪夢そのまんまの不条理さと支離滅裂さにギブ。ラリった状態にシンクロするには今ちょっとその精神的余裕ない。 『冤罪を追え 志布志事件との1000日』 朝日新聞鹿児島総局(朝日新聞出版) うっかりasa…

『チェブラーシカ』を観てきた。渋谷の…何処だっけ? 誘った本人(連れ)が隣で爆睡。私はこのシート良さそうに見えてお尻が痛いとか帰ってまたネットに繋がらなかったらどうやってクレームつけてやろうとかそんなことしか考えてなかった。二人とも、あの手…

OUT 下

『OUT 下』 桐野夏生(講談社文庫) 女、それも主婦を主人公にしたハードボイルド。ハードボイルドは一種のドリーム小説だから、本作が女性読者に受ける理由がわかる。これ読んでると宮部みゆきとかの小説が如何にいいひとばかり登場してるかわかるな。とい…

小説から遠く離れて/建築における「日本的なもの」/731

『小説から遠く離れて』 蓮實重彦(日本文芸社)(7/14) 村上春樹『羊をめぐる冒険』、井上ひさし『吉里吉里人』、丸谷才一『裏声で歌へ君が代』、村上龍『コインロッカー・ベイビーズ』、中上健次『枯木灘』、大江健三郎『同時代ゲーム』の類似点と相違点…

ネットの調子が悪すぎて碌に繋げないから、運良く繋げたときに必死に更新するの巻き。プロバイダとは引き続き闘争中。

OUT 上

『OUT 上』 桐野夏生(講談社文庫) 感想は下巻を読み終わってから。

『HOT FUZZ』を観てきた。渋谷シネマGAGA。 最近新聞の映画評に載ったらしく、1時間前にチケット買いに行ったのにえらい混みよう。しかし期待に違わず大満足でありました。2時間きっかりであれだけの内容を観せるスピード感とキレ。立て続けのギャグにも「ぶ…

昨日の晩御飯。 CoedoビールのRuriを飲んでみた。うーん、ちょっと酸味が強くてあまり好きな味じゃない。投売りで買った空豆はあんまり良くなかったので麺つゆで浸し豆にしました。お昼はゴーヤ肉詰めスープの残りに醤油を足して温稲庭うどんに。暑いけど汗…

ゲヴァントハウス・バッハ・オーケストラ&村治佳織、サントリーホール。 ブランデンブルグ協奏曲第1番 チェンバロ協奏曲第5、2番(ギター編曲版) ブランデンブルグ協奏曲第4番 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ブランデンブルグ協奏曲第2番 自分の演奏会…

朝から昨日のゴーヤ肉詰めスープ。ちょっと味付け薄かったけど美味しい。レシピでは出汁昆布でゴーヤを括ることになってたのを適当な長さの昆布がなかったので凧糸にしたんだが、やっぱり昆布のほうがよかったな。何せ食べるときに外すのが面倒くさい。

島オクラと茗荷と納豆のぶっかけ冷麦。島オクラはデパ地下の投売りでげっと。柔らかくて美味しいなあ。ゴーヤの肉詰めスープ覚書き。 ゴーヤ1本、豚挽肉150g、刻み玉葱1/2個分、つなぎ(パン粉がなかったので麩を砕いて使った)適量、出汁パック、酒適量、醤…

反=文藝評論 文壇を遠く離れて

『反=文藝評論 文壇を遠く離れて』 小谷野敦(新曜社) 悪口好きには結構楽しい本。特に藤堂志津子の書評と「モテ男粉砕」村上春樹批判が秀逸である。特に後者は身を挺した自虐ネタすれすれ(てかもともと芸風ですか?)の書き振りで一種受けを狙いながらも…

毒になる親

『毒になる親』 スーザン・フォワード/玉置悟 訳(毎日新聞社) 非常に実際的な本でいろいろ納得した。「毒になる親」を許す必要はない、という断言は画期的。

小説論 読まれなくなった小説のために

『小説論 読まれなくなった小説のために』 金井美恵子(朝日文庫) 話の内容は常識的だと思うんですが、この人のあとがき読むと毎度ながら臆面もない自画自賛であーあーと思ってしまう。

このところネット接続の調子が悪くて夜間にほとんど繋げない。取り急ぎメモ。

この暑いのに鯖なんか焼いちゃったよ。焼いてる間に枝豆をあらかた食い尽くしてしまった。

平茸と浅蜊の酒蒸し。上から青紫蘇の千切りをどっさり。実に久しぶりに浅蜊を躊躇なく買える値段でげっとした。と言っても投売りですが。でも美味しい浅蜊だった。