2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

すっぴんは事件か?/ドールハウス

『すっぴんは事件か?』 姫野カオルコ(筑摩書房) 姫野カオルコにはデビュー作の『ひと呼んでミツコ』で一目惚れし、しばらくしてから『よるねこ』で惚れ直したのでした。ということを、たまたま書店でこの本を見かけて、図書館で借りて読んで(買えよ)思…

茄子と小海老の煮物覚書き。 茄子小7本、小海老適量、淡口醤油大匙2、みりん大匙2。茄子に縦に切れ目を入れて鍋に入れ、小海老をざらざら入れ、2段重ねになった茄子の1段目めにかぶるくらいの水を入れて、小皿で落し蓋して火にかける。沸騰したらみりんと醤…

『星の王子さま』 サン・テグジュペリ/池澤夏樹 訳(集英社) 星の王子さまミュージアムで記念に買ってきた。『南方郵便機』も読みたいな。

箱根に行きました。ポーラ美術館と、星の王子さまミュージアムと、箱根ガラスの森。どこも庭園がとてもよく手入れされていて綺麗。でも私が撮ったのはこのガラスの森にいたマガモだけなのだった。アホか。 子鴨ちゃんが生まれたんだって! ちっさくて可愛い…

意志の勝利

『意志の勝利』を観てきた。渋谷シアターN。どうせガラガラだろうとタカを括っていたら、なんと超満員。あの有名なナチのプロパガンダ映画、ニュルンベルクの党大会のドキュメンタリーです。うまくまとまらないので感想箇条書き。 確かに映像は凄い。カット…

やんごとなき読者/世界文学は面白い。

『やんごとなき読者』 アラン・ベネット/市川恵里 訳(白水社) 「本というものはすばらしいですわね」女王が話しかけると、副総長は同意した。「ステーキではありませんが、本は人をやわらかくしますね」 (p134)エリザベス二世女王が読書にハマったら――とて…

ハリーポッターと謎のプリンス/真夏の夜の夢/ディア・ドクター

週末映画三本立て。ハリポタは先週です。 ところで、ティム・バートン監督の『不思議の国のアリス』のプレスリリースを見たのですが……ヘレナ・ボナム=カーターが志村けんみたいになってるですよ…。これまでも怪奇女優路線一直線だったけど、なんかもう戻れ…

tea

健茶館:黒豆入り雑穀茶(160g)→消費中 MULVADI:100%コナコーヒー(198g)→職場で消費中 UCC:タンザニア・マチャレ農園(100g)<終了> トルマリン・コーヒー:ハイロースト(200g)→消費中 梅野製茶園:梅野さんちの八女茶・白折(220g) 松鶴園:西尾…

ボタニカル・ライフ

『ボタニカル・ライフ』 いとうせいこう(新潮文庫) いとうさんは私のようななんちゃってベランダーが爪の垢でも煎じて飲むべき真性硬派ベランダーなのであった。その都会派にしてワイルドでハードボイルドな叱咤には小作人魂が奮い立つ。こちとら蕗も青紫…

『みみお』 鴻池朋子(青幻舎) 展覧会で原画を見て、一目惚れして買ってきた。先に原画を見てしまっていると、印刷されて本になったものは多少インパクトが薄れてしまうけど、「雪どけのしずく」と、狼のオーロラと、たんぽぽの綿毛のような雪が降る絵が忘…

鴻池朋子展

『鴻池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人』に行ってきた。東京オペラシティーアートギャラリー。 まったくの異次元に触れてくらくらしました。 それと、鉛筆画の可能性を改めて思い知らされた。鉛筆一本でこれだけ出来るんだ、と。表現力を画材のせい…

落下傘学長奮闘記

『落下傘学長奮闘記―大学法人化の現場から』 黒木 登志夫(中公新書ラクレ) サブタイトル通り、大学法人化の現場からのルポ。東大の研究者から岐阜大の学長に転身した先生の、単なる学長体験記には終わらない、図表をふんだんに駆使した立派なルポです。大…

橋の上の「殺意」/新潟少女監禁事件

『橋の上の「殺意」 畠山鈴香はどう裁かれたか』 鎌田慧(平凡社) 『新潟少女監禁事件 密室の3364日』 松田美智子(朝日文庫) どちらも判断に苦しむ複雑な事件で、特に前者の事件には拙速裁判の危険性を感じる。裁判員制度ほんとに大丈夫かいなと思う。

歯医者に行った帰りにまた産地直売トラックを発見。今のところトラック売りで外れたことがないので、迷わず買う。幸水の大玉、3個で1000円が投売りになって5個で1000円。かなりの大玉で立派。売ってたお兄さんは、常温保存のほうが良いと言っていた。黄色い…

仮想儀礼 上

『仮想儀礼 上』 篠田節子(新潮社) 「いや、違います。神の概念が、人を支配する。確実な力を持っている。これは象徴的な出来事ですよ。桐生さん、何かが変わってきたんですよ。日本人が気づいてないだけだ。世界は宗教の時代に入った。今までみたいな、社…

昭和天皇・マッカーサー会見

『昭和天皇・マッカーサー会見』 豊下楢彦(岩波現代文庫) 表題は「昭和天皇・マッカーサー会見」になっているけど、内容は終戦直後から戦後体制が固まるまでくらいの間の昭和天皇の動きに焦点を当てている。法学者なので憲法や国際法に照らした分析が緻密…

飲もうと思って冷蔵庫から出した麦茶の容器の中にぷかぷかと浮遊物が…。そういや数日前に作ったきりだった。さすがにお腹壊して明日出勤できなくなったら困るから(困らないときなら胃腸の肝試しもしてみるが今の時期は拙い)全部捨てて新しいのを作りつつ、…

ナチが愛した二重スパイ

『ナチが愛した二重スパイ』 ベン・マッキンタイアー/高儀進 訳(白水社) 第二次世界大戦中のドイツとイギリスの二重スパイ「ジグザグ」のノンフィクション。スパイ小説のように面白い。 スパイになる前のエディー・チャップマンは、息をするように悪事を働…

持ち帰っていた仕事が完了したので、まだ明るいうちから祝杯を挙げた。どんどん駄目な大人に磨きがかかってきた。 摘みは作り置きの枝豆と南瓜のレモン煮。南瓜のレモン煮覚書き。 南瓜1/4個、砂糖大匙1弱、塩小匙1/2、レモン汁大匙2。フライパンに南瓜を皮…