2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

日本人の戦争/勝者の混迷

『日本人の戦争 作家の日記を読む』 ドナルド・キーン/角地幸男 訳(文藝春秋)(10/27) 第二次世界大戦中の作家の日記から当時の日本人の意識を知ろうというのが作者の意図。公的な発表文書ではなく、後から手を入れたり後に発表を想定していたりということ…

CD IN

『三文ゴシップ』 椎名林檎(EMI) 遅まきながら。いやあ格好いいわあ。

ホットワインレモネード。ネットで拾ってきたレシピを我流でアレンジ。 コップに、レモン半分の絞り汁(約大匙1)、白ワイン約60cc、砂糖少々(今回は角砂糖1個)を入れ、お湯を注ぐのみ。お湯の量はお好みで。レモンスライスを浮かべるとさらにそれっぽい。…

我流レシピメモ、久しぶりだな…まともな料理をしてないのが…。 蒸し鶏。鶏胸肉を白ワインと塩胡椒、ローリエと一緒に一日漬け込んで、漬け汁ごと容器に入れて蒸す。沸騰してから約20分。取り出して適当に切って、醤油とかレモンとかで食う。シンプル美味い。…

ボヴァリー夫人

ソクーロフの『ボヴァリー夫人』を観てきた。シアターイメージフォーラム。(10/24) 20年間封印されていた作品のディレクターズカット公開だそうですが……封印される作品には封印されるだけの理由があるというか。私はこれ、全く好きじゃない。原作未読状態で…

ハンニバル戦記

『ハンニバル戦記 ローマ人の物語II』 塩野七生(新潮社) 単行本に切り替え。激闘カルタゴVSローマ編。読んでて全般的にハンニバルが酷薄な印象に描かれているのは、残っている資料がローマ側のものばかりという点から割り引く必要があるかもしれない。それ…

tea

福寿園:煎茶製かりがね(100g)→消費中 キャラバンコーヒー:ゴールデンキャメル(200g)→職場で消費中 健茶館:黒豆入り雑穀茶(160g)→消費中 トルマリン・コーヒー:ハイロースト(200g)→消費中 梅野製茶園:梅野さんちの八女茶・白折(220g) 松鶴園:西…

ラン・ローラ・ラン/パリ・オペラ座のすべて

周回遅れの鑑賞記録。 『パリ・オペラ座のすべて』(10/23) ルシネマ。まったく説明なし、映像だけのドキュメンタリー。でもただ黙って長期間密着することで、これだけ雄弁に実態を伝えるのだという。しかしほんとこの人たち、人間業じゃないですね。定年42歳…

『ヨーロッパの100年 上』から。 「わたしは自分が呪われているのではないかと思う。この戦争を愛しているからだ」。ウィンストン・チャーチルは一九一五年の初めに娘のヴァイオレット・アスクィスあてにそう書いた。「どの瞬間にも何千人もの命が揺さぶられ…

ローマ人の物語 ローマは一日にして成らず 下

『ローマ人の物語 ローマは一日にして成らず 下(2)』 塩野七生(新潮文庫) アッピア街道、キタ。昔『ローマの松』やったときの、四楽章の重量感、エンドレス感が甦ってきた。あれは重装歩兵のイメージなんだな。ローマ・ギリシャ激闘編。戦争に強いけど根…

古代カルタゴとローマ展

古代カルタゴとローマ展に行ってきました。大丸ミュージアム。 展示場が百貨店の1フロアだけに展示物はそう多くなかったですが、見ごたえありました。大きくローマとの戦争に負ける以前と以降の時代に展示がわかれていて、紀元前4世紀〜紀元後5世紀くらいま…

ローマ人の物語 ローマは一日にして成らず 上

『ローマ人の物語 ローマは一日にして成らず 上(1)』 塩野七生(新潮文庫) お薦めいただいたので図書館から借りてみたが文庫版にしたのは失敗だった。薄い。薄すぎるよ。三十ウン巻とか気が遠くなる。次から単行本に切り替えます。神話時代から王政へ、…

イタリアン昼飯。トマトとセロリの葉っぱとベーコンのスパゲッティ。鷹の爪入れすぎて鼻水が止まらないが、美味い。

今読み中の『ヨーロッパの100年』から。 ヨーロッパは――旅をした一年の間に気がついた――時間の中を簡単に行き来できる大陸だ。二十世紀のすべての段階がどこかでいまも繰り返されている。 (上、p11) イギリスほど、魅惑的な不品行が新聞を賑わす国はない。…

"The Arthur Rackham Tresury" (DOVER) "Rackham's Fairy Tale Illustrations in Full Color" (DOVER) 記録漏れ。お耽美で美しい絵だ。アリスの絵はテニエルよりラッカムのほうが可愛い。

古代甲州 2006。ほとんど無色透明に近い色。でも結構渋みのある白だ。カリフォルニア・コルビーチーズをつまみに。

tea

キャラバンコーヒー:ゴールデンキャメル(200g)→職場で消費中 健茶館:黒豆入り雑穀茶(160g)→消費中 MULVADI:100%コナコーヒー(198g)<終了> トルマリン・コーヒー:ハイロースト(200g)→消費中 梅野製茶園:梅野さんちの八女茶・白折(220g) 松鶴…

『不安の書』 フェルナンド・ペソア/高橋都彦 訳(新思索者) 『鏡の影』 佐藤亜紀(講談社文庫) 『不思議な少年』 山下和美(講談社) 『flat 1, 2』 青桐ナツ(マッグガーデン) 久しぶりに本買いの記録。 『不安の書』はさんざん逡巡して結局買った。『…

備忘

USPTO 審査官評価システムの改定案 http://www.uspto.gov/web/offices/com/speeches/09-19.htmこれでちょっとはましになると良いんだけどな(切実) てか1976年から改定してないってどうなのよ。

これ行きたい! http://www.germanfilmfest.jp/ 『マーサの幸せレシピ』と『ラン・ローラ・ラン』が目当て。ちょうど土日に当たってくれたから何としてでも行かねば。

漱石と倫敦ミイラ殺人事件

『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』 島田荘司(光文社文庫) なんかミステリ読むの久しぶりすぎて調子が狂う。ミステリと全く無関係な突っ込みばかり入れたくなる…。 これ読むと、御手洗&石岡シリーズがまんまホームズシリーズのパロだとわかる。本作だと石岡が…

低開発の記憶/ある官僚の死/12の椅子

キューバ映画祭で三本立て(10/3)。渋谷ユーロスペース。『ある官僚の死』と『12の椅子』の間に太田昌国氏と岡田秀則氏のトークがあって、これも面白かった。 『低開発の記憶―メモリアス―』 一昨年くらいに公開されていたのを見損ねた。岡田さんが「38歳危機…

棄民たちの戦場

『棄民たちの戦場 米軍日系人部隊の悲劇』 橋本明(新潮社) ゆるいドキュメンタリーだ。ほとんど義務感で読み通した。 第二次世界大戦中の米国で米国籍の日系人が強制収容所に送られたことは、確かに露骨な人種差別だった。その差別を克服して社会の信頼を…

久々にちゃんとした朝御飯。押麦御飯とほうれん草と鮭カマともずくスープ(インスタント)。あと写ってないけどキウイ。 いやいつも食べてるんですけど(でないと動けない)、弁当作りながらそのおかずを食べてたり、ばたばた動きながら食べてたりで落ち着か…

トリノ・エジプト展

雨の日は展覧会日和。ということで、トリノ・エジプト展に行ってきた。東京都美術館。 大英博物館とかメトロポリタンとかのミイラ部屋に張り付いているのは日本人ばかりと言われますが、ご多分に漏れず私もミイラは大好きである。どうしてだろう、古墳とかに…