感想垂れ流し

はこっちに移管したほうがいいですかね。

正直に言います。ヴィヴァルディはジャケ買いです。すっごいキレイなジャケなんですよ! モデルさんが! 赤いバックに赤いジャケット、水色のスカーフ、シャープなシルエットの鳥を指先に止まらせて、鳥の声に耳を傾けるように目を閉じている写真。男性モデルさんが美しいのは勿論、構図も色使いもモダンですごく美しい。よもやアーティスト自身の写真ではあるまいと思ったけど、やっぱりライナーノーツをみたらアレッサンドリーニ氏は濃い目のオヤジでした。イタリア人だしね。<偏見 シンプルなのにとても印象的で美しいジャケットのCDは、見ると大体フランス製です。

チャイコフスキーの6番は予習用。11月のコンセルトヘボウ管の公演が取れたのだ! NHKホールで、なんと5000円。安すぎる。これってホールの違い? 同じオケでサントリーホールなら10000円以下にはならないだろう。NHKホールは行ったことないので音響がどうなのか正直わかりません。今度行ったときに確かめてきます。

ブラームスソナタは同じ曲のクラリネット版を持ってます。確かこの曲、クラかヴィオラかチェロとか、とにかくこの音域の出る楽器なら何でもどうぞみたいな曲だったと思う。ファゴットはオクターブ下げないと無理かなー。ブラームスには中低音の引き立つキレイな旋律が多いです。きっとこの人、あったかくて分厚い響きが好きだったんだね。交響曲の響きなんかもそんな感じ。

買わなかったんだけど、カッチェン(pf)&マントヴァーニガーシュイン作品のCDがめちゃくちゃ面白かった。ガーシュインのピアノコンチェルトと『ラプソディー・イン・ブルー』が入っているんだけど、この『ラプソディ』がすごいことになっている。まず冒頭のクラリネットのこれ以上ないってくらいのだらしなさが最高。そのあとのトランペット。ミュートつけてぷわぷわ言わせるんですが、もうこれでもかってくらいぷわぷわ言ってて、試聴してて思わず笑っちゃうくらい。遊び過ぎです。素敵過ぎる。トロンボーンもバリバリお下品な音鳴らしてるし、弦楽器勢もお調子者なノリ全開。こういう素敵にお馬鹿な演奏はクラシックオケには望めないよね。カッチェンのピアノは確実なテクニックながらも、しっかりこのお遊びムードに乗って勢いと遊び心と適度なラフさが楽しい名演だと思います。すごく気に入ったんですけど、買うにはちょっとおふざけ度が高すぎて。笑いがこみ上げてきて落ち着いて聴けない。タワレコさんには悪いけど、試聴コーナーで聴きとおさせていただいて、満足して帰ってきました。ご馳走様でした。