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- 『Bach:The Art of the Fugue』Glenn Gould(organ/pf)(Sony Classical)
- 『フローベルガー:チェンバロ名曲集』グスタフ・レオンハルト(cembalo)(BMG)
- 『ショスタコーヴィチ:交響曲第4番』ワレリー・ゲルギエフ/キーロフ歌劇場管弦楽団(Philips)
グールドのジャケットにはanniversary editionって書いてある。でも確かにグールドのオルガンなんて珍しい。そして、すごく良い。彼のピアノより好きかも。
フローベルガーはバッハ以前のナンバー1売れっ子作曲家だったらしい。この演奏のチェンバロはどこだかの古城の由緒ある時代物の楽器を使っているそうだけど、なんだかとてもエッジが立ったシャープで金属的な音だ。昔のチェンバロってこんな音だったの? それとも弾き手の個性だろうか。古楽というと「軽やか」で「繊細」、悪く言えばへなへなした音を想像しがちだけど、このCDの演奏はどれもダイナミックでアグレッシブだ。