選曲
さてさて、一仕事終わると楽しい楽しい選曲週間だ。自分やオケとしての実力や現実問題を考えずに夢を語ったり萌えたりできる、演奏会直後だけの愉快な期間。
やりたい曲はいろいろあるものの、とりあえず自分がオケで吹くようになってから一体何を吹いてきたのか、この機会にリストアップしてみた。定演だけで12〜3回でているから、曲数だけはそこそこある。けど、パートだとか、出演したのかどうかさえ覚えていないような曲も多い。特に仕事が忙しくて半幽霊状態だった時期のものは本当に記憶があやふやだ。その上、うちのパートはわりと直前までパートが確定しないことが多いから、一通り代奏することになるので、何かやった覚えはうっすらあったりするし。
その中で自分的に良い思い出のもの。
すんごいしんどかったけど達成感あった。もう一回くらいやってみたい。次はトップで。
- メンデルスゾーン:「静かな海と楽しい航海」序曲
しんどい部分もあったけど全体として楽しかった。
しんどかったけど無闇に楽しかった。
ピアニストはともかく、曲は好きだし適度に吹くところがあって楽しかった。
一部イヤなソロだとかエンドレス伴奏地獄はあるけど、やりがいはある。
楽しかっただけに、一部全然できなかったのが悔しい。リベンジしたい。
仕上がりは近年になく良かった。
- ムソルグスキー:禿山の一夜
仕上がりが妙に良かった。(なぜか今までトップやった中で一番評判がよかった)
逆にあまりいい思い出じゃない(できれば思い出したくない)もの。
- ベートーベン:交響曲第7番
ある種拷問のようだった。客席でヤジ飛ばしながら聞きたい。(でも仕上がりはそこそこ良かった。しかし体力が…)
- ベートーベン:交響曲第9番
ある種拷問のようだった。合唱で出たい。
曲は大好きだけど、吹くのはイヤだ。
無理。(セカンドはともかくトップは)
無理。(セカンドもトップも)
二度とやりたくない気もするけど、リベンジしたい気もする。(でもやっぱり無理な気もする…)
なんだか妙に楽しくなかった。
眠い。
- メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
初めてトップ吹いた曲で、血を吐きそうなくらい苦労したからトラウマになっている。
こうして見ると、思い出したくないシリーズに錚々たるドイツ系超メジャー交響曲が4曲も入っているのはどうしたことだ。そして良い思い出シリーズのこのキワモノっぷりは……。
そして、やたらにメンデルスゾーンが多い。鉄砲玉扱い?
何より問題なのは、今のオケにもう7〜8年いるのに、ブラームスやドヴォルザークなどの正統派ドイツ物にセカンドですら全く乗っていないことだ。私が入ってからブラームスは1、2、4番、ドヴォルザークは8、9番をやっているのに。キワモノ担当ってことなんだろうか……。ブラやドヴォのセカンドをまったりかつゴリゴリ吹きたいよう。もともと私は重低音志向なんだってば。