2008-04-21 阿修羅ガール book read 『阿修羅ガール』 舞城王太郎(新潮社) 最初に連想したのは、橋本治の『桃尻娘』。桃尻娘の榊原玲奈は精神的に凶暴だったけど、阿修羅ガールの桂愛子はフィジカルには凶暴でも、中身はかなり真っ当で可愛い。そしてその分、世界が凶暴になっているのだった。 文章テクとしてはウルトラCだけど、話の筋があんまり面白くないのが残念。ラブ子ガールの破壊力で十分持つんですけど、敢えて高望み。