ゲヴァントハウス・バッハ・オーケストラ&村治佳織サントリーホール

  1. ブランデンブルグ協奏曲第1番
  2. チェンバロ協奏曲第5、2番(ギター編曲版)
  3. ブランデンブルグ協奏曲第4番
  4. 2つのヴァイオリンのための協奏曲
  5. ブランデンブルグ協奏曲第2番

自分の演奏会も終わったので耳直しに行ってきた……はずが、なんかイマイチだった。特にチェンバロ協奏曲のギター編曲版。正直、ごく小編成の室内合奏団が相手でもギターでは無理があるな、と。音量的にも埋もれてしまうし、なんだか不安定に聞こえる。村治佳織を生で聴くのは初めてだったんだけど、なんだか弾きにくそうだし、ギターの音が小さいからダイナミクスレンジも出なくて平板な印象。正直眠くなりました。うちにある平均律クラヴィーアのギター版CDを聴く限り、ギターにチェンバロ曲を表現する能力がないとは思わないんだけど、オケと合わせるより独奏のほうがいいのかもしれない。
他の曲もなんだか全体的にインパクトに欠けたけど、ホルンにだけは手に汗を握りつつ聴いてました。ブランデンブルグの2番をホルンでやるなんて! あれを吹き切ったのは大したものだけど、個人的な好みを言えばやっぱりトランペットでやって欲しいなあ。豚の悲鳴と紙一重の超高音超絶技巧をドキドキハラハラしながら聴くっていうのがあの曲の醍醐味かと。