映画二本立て。来週からGWまで週末練習三昧だから、今週が遊び納めなのだ。どちらも日比谷シャンテ

ここ数年のベストかも。ドキュメンタリー風の作りであの緊張感を保たせたことには感心しきり。役者の表情が全てを語る映画でした。映像の作り方も丁寧。色使いがクラシックで美しいなあと思っていたら、モブに至るまで当時の風俗を忠実に再現したんだそうだ。オーバー気味の光線の使い方も美しい。

  • 『ダウト』

物凄くよくできた舞台劇のようだなあと思っていたら、本当に舞台劇の映画化だった。完成度の高い秀作だけど、まあ舞台でもいいかという気にもちょっとなる。元の脚本が良いんでしょうが、どの人物のどの台詞も幾通りにも解釈できる重層的な構成で面白い。ただ、やはりキリスト教がベースになっているので、感覚が肌でわからない部分というのは残る。最後のシスター・アロイシスの台詞がその最たるもので、どうしても腑に落ちない感覚が残るのは残念でした。
メリル・ストリープは凄まじくハマリ役だった。マンマ・ミーアとか演ってる場合じゃないよ(笑)