tatsumidou2006-04-03

  • 『REQUIEM』10CD-SET(membran)

http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1403618
HMVで発見。10枚組で1990円て! モーツァルト、ケルビーニ、ブラームスヴェルディドヴォルザークフォーレ、デュルフレシュニトケ。こういうのはトンデモを掴む可能性も高いけど結構掘り出し物もあったりするから侮れない。これが面白いのは比較的新しい教会録音が沢山入ってるってことですね(ケルビーニとブラームス以外全部)。私は聴いたことのないヴェルレクのお試し版として買いました。とりあえず1枚目のモツレクから聴いてますが、……オケと合唱はしょぼいかもしれない。オーボエのピッチとか気になる……。でもソロ歌手はなかなか良いと思う。特にソプラノ、柔らかくて素晴らしく美しい。全体にゆっくりめの演奏でとてもほのぼのする。


モーツァルト、ケルビーニ、ブラームスまで聴きました。今ヴェルディ聴き中。今のとこモツ以外はとてもクオリティ高い演奏。一発目の看板(しかも一番ポピュラーな曲)がトンデモってどうなの(笑) ケルビーニはとても可愛らしいレクイエム。久々に聴いたブラームスはやっぱりドイツドイツしている。墓に入るってより、むしろ根性で生き返れ!ってハッパ掛けられている気になる……。初めて聴いたヴェルディはさすがに派手。アイーダでも出てきそうな雰囲気なんですけど。(4/5)


ヴェルディ聴き終わりました。いやはやスペクタクルでございました。引き続きドヴォルザーク。湿り気のある重厚さがとてもいい。男声が全体にマッチョで大変良いのですが、ブラームスよりももうちょっと土臭い感じが何とも言えず好きだ。「怒りの日」は最高。しかしそのあとのTuba mirumのラッパはへなちょこ過ぎる!(怒りの日の後に笑いを取ってどうする!)(4/5)


たった今、大変な事実に気づいた。ケルビーニだのシュニトケだのまでマイナーなのが入っているというのに、シューマンのレクイエムが入っていないではないか! 一体どうゆうことだー!(4/6)


引き続きフォーレ。やっぱりこれは安らぐ。ダウナーなときにはダウナーなのが気持ちいい。(4/6)


このフォーレの1枚が今のところ一番好きかもしれない。レクイエムの他に「ペレアスとメリザンド組曲、三つのメロディ、「亡き王女のためのパヴァーヌ」の合唱版が入ってて、どれもこれも神経ささくれているときには素晴らしく癒されます。自分の葬式で流して欲しい曲は、これまでトップだったモズを押さえて、フォーレが一番かもって気になってきた。(4/6)


デュルフレはスピリチュアル。オルガンベースで綺麗なんだが、微妙に響きが不安定で腰が定まらないような浮遊感が不思議。オルガンのジョークに「その響きに神の威光を知り、演奏が終了することに神の恩寵を知る」ってのがありますけど、ほんと使いようによっちゃ最凶な楽器だな……。(4/7)


シュニトケは現代音楽すぎて理解不能……。とりあえずこの曲では安眠できん。(4/7)


モツレク聴き直し中。オーボエじゃなくてバセットホルンだった……。なんでオーボエとか思っちゃったんだろう。先入観?(失礼) ファゴットも微妙だー…。結論。ベストはフォーレ。ケルビーニ、ドヴォルザークも良かった。デュルフレは曲的にはちょっと座りが悪い感じがするけど、あのオルガンの大伽藍のような響きはとても素敵だ。そして凄まじくトンデモなのはモズだけでした。あーあー(笑)(4/7)