オー・ブラザー!』を観た。ほのぼのコメディなんだけど、冒険譚っぽい展開とか偶然の重なり方とかに何だか神話っぽい印象を受けるなあと思っていたら『オデュッセイア』を下敷きにしているらしい。くうぅ…これも読んでないっちゅうに。ジョージ・クルーニーのダメ男っぷりが大変よろしい。この人、ストレートにかっこいい役より、こういうちょっとすべった伊達男を演らせたほうが生き生きしている気がする。監督自身がメイキングで言ってましたが、とても自然な形で歌がストーリーに溶け込んだ、音楽に溢れた映画ですごく心地よい。
それにしてもコーエン兄弟ってほんとそっくりだねえ。