無境界の人

内容的には前に読んだ『無境界家族』とかなりかぶる部分が散見される。こちらのほうが出版は早くて話題が博打中心、『無境界家族』は家族ネタ中心。アホな私には最後まで、著者が主戦場としている牌九のルールがよくわからなかった。
しかし実はこの本、区の図書館に所蔵されてなくて困った。どうもこちらに引っ越してきてから、目当ての本が地元の図書館に所蔵されてなくてぽかーんとすることが多い。別にものすごい古い本とか珍しい本とかを探しているわけじゃないんだけどな。横浜で予約掛けていたものの、引越しのどたばたで借りそこなったヘラーの『輝けゴールド』もなく、近刊では朝日コムの書評にも載った『滝山コミューン』も未だに入ってない(ってことはおそらく買うつもりはないんだろうな)。区外の他館(例えば都立図書館)にはあって、申し込めば相互帯出で借りられるとはいえ、申し込みはネット経由ではできず、図書館に直接行かなければいけない。予約も何だか入りが遅い気がする。自館に所蔵していて待ちがない本でも、連絡が来るまで大抵三四日かかるんだよな。他館だとまず一週間はかかる。面倒なので今回は諦めて横浜市の図書館から借りてしまいました。どうも使い勝手悪いな。横浜市が便利で快適過ぎたってことか。