冠婚葬祭のひみつ

現在でもすでに、社会学者の落合恵美子らがいう「双系制」社会ははじまっている。双系制とは、男系男子で財産や祭祀を継承してきた「父系制」にかわり、夫婦ともに両方の親をみるようなシステムのこと。一人っ子同士で結婚した場合、二人で四人の親をみなければならない。「嫁にやった」「嫁にもらった」なぞといってる場合じゃないのである。

(p93-94)

うーん、やっぱり。
「どれほど演出が優れていても、アットホームな雰囲気でも、結婚式は疲れる」っていうのもわかります。自分が逆の立場だったら(つまり金屏風の前に座らされる立場だったら)と想像すると(金輪際ないとわかっていても、つい想像しちゃう)、いたたまれなくなるのだ。あんなおそろしいことはできない。
あとこれ読んでて、遺言状書こうかなとちょっと思った。