tatsumidou2007-11-11

雨の中行って参りました。みちよしくんのショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクト2007、日比谷公会堂。(11/10)
2007なんて言うからにはこれから毎年やってくれるのかしら! などという甘い考えは持つまい持つまい。
行ったのは交響曲第7番「レニングラード」、サンクトペテルブルグ交響楽団の回。みちよしくん本人も全公演中のイチオシと言うだけあって、席はかなり埋まっていました。そして、初回にみちよしくんが「空き席があったら席移動オッケー!」宣言をしたそうで、休憩中に席を移動する人も。日比谷公会堂は実は初めて行ったのですが、すごい年代物のホールですね。80周年だそうで、でもかなり手入れよく保全されている。
前半は千葉県少年少女オーケストラによる交響曲第1番。上手いなあ。大人のアマチュアはやっぱり練習の絶対時間が足りないよ。そしてみちよしくんの踊る指揮者っぷり健在。
そして休憩挟んでレニングラード。やっぱパワーが違う。低弦の鳴り方が違う。個人的ハイライトはティンパニのおじさま(GPの後の入りですかさず見栄を切ったのを私は見逃さなかった! かっこよすぎ!)、スネアドラムのお兄さん(工場か何かの単純労働そのまんまなキザミを黙々と完璧にこなしました。素敵!)、一楽章のピッコロ(ピッコロやってて良かったと心底思うきれいなメロディーだよね〜)、トロンボーン三人衆(バンダにも負けてなかったフル音量!)などなど。よくよく聴くといろいろアラはあるんだけど、でも何箇所か、ちょっとうるうるきたのを告白します。やっぱ名曲。録音よりライブが断然良い曲です。
もっともっとあちこちで演奏されてほしいな。そしたらすごく人気の出そうな曲なのにな。どうしてあんまり取り上げられないんだろう。圧倒的に多いのは5番だし、その次は8番かな? 8番なんかすごく取っ付きにくいと思うけど。
それに比べたら7番は超聴きやすいよ! 冒頭から摑みもばっちりだよ! ちょっと長いけど、それで言ったら例えば第九の長さだって結構なものだし。バンダが要るからギャラが嵩むったって、第九だって合唱団が必要だしね。(いや第九ばっかり引き合いに出してすみません。キライってわけじゃないんですよ第九が、そんなまさか、はははは!)
ちなみに今回、罪のない一般人(音楽はピアノを子供の頃やったくらいで特にクラシックなどあまり聴かないごく普通人)をチケットこちら持ちで連行しました(反省)が、本人は7番はほぼ寝ずに聴き通し、結構良かったと言ってました。(しかし1番は爆睡)