2008-12-14 ユリイカ 2008年12月号 book IN read 『ユリイカ 2008年12月号』(青土社) 特集「母と娘の物語―母/娘という呪い」に脊椎反射。してしまうあたり、呪縛はどこまでも残ると思い知らされます。上野千鶴子と信田さよ子の対談が容赦ねえー。娘は「耐久消費財」て。ま確かにその通りなんですけどね。だから唯一の解決法は適当な時期になったら家を出て行くことだと思うんですが、そのためには先立つ経済力が必要で、その点でまだ女は不利かなと思います。いみじくも金田淳子が「その後の「ホームレス化する大学院生」」でコミカルな文体ながら的確に指摘したように。 ところで、小谷野敦もBlogで褒めてたけど、読み物としては金田淳子の小文が群を抜いて一番面白かったよ。