ある公爵夫人の生涯』を観て来た(4/21)。テアトルタイムズスクエア
ストーリーにはあまり捻りがなくて少々退屈なんですが(レディ・エリザベスと公爵が多面的な人物に描かれていたのが唯一面白かったところ)、アカデミー衣装デザイン賞を獲っただけあって、コスチュームは素晴らしく豪華。18世紀イギリスファッションショーとして楽しみました。
ジョージアナが若い頃は明るくてゴージャスなフランスロココ風スタイルだったのが、だんだんと時代を追ってイギリスっぽいくすんでシックな色使いと端正なスタイルになっていくのが面白い。
あと観てて思ったのが、イギリスってやっぱり全体的な色調がくすんだセピアとパステルカラーなんだなと。田園風景なんか少々おとめちっくなくらい可愛らしい色合いだ。イギリスの絵画が風景画ばかりなのがちょっと気持ち的にわかった気がする。