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- "Sibelius:Symphony No.2, Violin Concerto" Saccani/Budapest.po, Anthony(Vn)
シベリウスというと…ええーと『フィンランディア』の人? という程度の、アマチュアとはいえオケの楽器奏者としては駄目駄目な私です。ヴァイオリン協奏曲は結構好きだけど、どちらかというと交響曲的な大造りな曲なので、ヴァイオリンの名人芸をやんやの声援で楽しむという感じではなく(どっちかというと協奏曲にはこのテの盛り上がりを求めてしまう)、何となくヘビーローテーションに入っていませんでした。
でも今回シベリウスフリークの方に交響曲1、2、4のCDを貸していただき、ちょっといいかも、と思いました。いや、2番はかなーりいいかも、と。これが一番メジャーというのはさもありなん。山あり谷あり、活劇あり人間ドラマありの大河ロマンといった感じ。素敵だなあ。でもこれ木管かなりシビアな曲だなあ。
それにしても、寒い国に行けば行くほど、音楽の音の厚みが分厚くなるような気がする。言ってみれば、アツい曲が多い。やっぱ寒いから?