カラマーゾフ兄弟

というわけで、仕事速攻(というか無理やり)片付けて、これに行ってました。
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観たのは『カラマーゾフ兄弟』。と言ってもドストエフスキーの原作の映画化ではなく、ポーランドの古い鉄工場を舞台にチェコの役者たちによって演じられる『カラマーゾフ』の演劇が、現実と渾然一体になっていく話。原作も読まずに行った私でも(ほんとに基本がなってない)固唾を飲んでかぶりつける面白さ。原作を読んでいれば、きっともっと深く入り込めたに違いない。神の世界も、神も悪魔もない世界も、人間を救済しないってことだろうか。そして日常と演劇は地続き。