ショスタコーヴィチ : ダンス・アルバム

記録をさぼり切ってていかん。他にもいっぱい買ったものあるんだけど。どうも忙しくて読んだり聴いたりできないときほど物欲に走る傾向がある。
熱狂的なタコファンは交響曲を一番に聞くけれども、私はこういう映画音楽とかポピュラー音楽系が結構好きです。映画音楽『馬あぶ』目当てで買ったんだけど、いやこれカッコいい曲だ。序曲とフィナーレ漢前すぎ。序曲の音階ユニゾンがまさにタコさんだ。しびれる。いかにもイタリアが舞台の、太陽は明るいけどその影は暗くて重くて激情的な大河ドラマのバックミュージック。「絶壁」とか「ビンタを張る」とかはチャイコフスキーっぽいメランコリックさ。一番有名な「ロマンス」はやっぱり美しい。個人的に「市場」とかの元気な曲が好きだけど、やってみたいなあと思うような曲は漏れなく木管泣かせだ。
CDの解説には、映画『馬あぶ』はお涙ちょうだいのメロドラマでイマイチー的なことが書かれているけど、この音楽のためだけにちょっと観てみたい気もする。