トリノ・エジプト展

tatsumidou2009-10-02

雨の日は展覧会日和。ということで、トリノ・エジプト展に行ってきた。東京都美術館
大英博物館とかメトロポリタンとかのミイラ部屋に張り付いているのは日本人ばかりと言われますが、ご多分に漏れず私もミイラは大好きである。どうしてだろう、古墳とかに通じるものを感じるのかな。
すごい数の展示品だった。金曜の夜間開館を狙って19時前に入場したのに、20時の閉館までに見切れなくて飛ばしたのが結構ある。
ミイラも勿論見ごたえあったけど、素晴らしいのが彫刻の数々。ツタンカーメンの像が日本で見られるとは思わなかったよ。感動…!
エジプトの彫刻って皆、超黄金率スタイル。男性も女性もスレンダーで超美脚。っていうか、男女の区別が全然ないよね。とても抽象的で中性的。シャープで滑らかなラインが好まれたそうで、ギリシャ、ローマ、カルタゴあたりの美意識と全然違うよね。
ところで、展示順路の後半に年表とエジプト神話の神々の説明書きがあったけど、あれは最初に持ってくるべきよね。あれ見て、ようやく高校時代のおぼろげな世界史の断片が思い出されたよ。
それにしても天気の悪い夜間に行ったのに結構な人出だった(芋洗いで人しか見えないってほどじゃなかったけど)。休日昼間なんかに行ったら大変なことになってるんだろうな。
お土産に古代地中海地図買ってきた。壁にでかい地図が貼ってあってデスクに地球儀っていうインディ・ジョーンズな部屋に昔から憧れるんですが、これ壁に画鋲で貼ったら退去のときに怒られるかなあ…。