ラン・ローラ・ラン／パリ・オペラ座のすべて

周回遅れの鑑賞記録。

• 『パリ・オペラ座のすべて』(10/23)

ルシネマ。まったく説明なし、映像だけのドキュメンタリー。でもただ黙って長期間密着することで、これだけ雄弁に実態を伝えるのだという。しかしほんとこの人たち、人間業じゃないですね。定年42歳って厳しい世界だ。ちなみに歌手の定年は50歳らしい。定年後の年金の話とか生々しい。
作中に出てきた『パキータ』が観てみたいけど、日本じゃやらないだろうなあ…本場パリ・オペラでも2001年に復元して初演らしいしな。なんでもナポレオン統治下のスペインを舞台にしたメロドラマらしい。今度来日するパリ・オペラもシンデレラとジゼルだそうですが、正直私、衣装とダンスだけが目的なので、白いチュチュばかりで辛気臭いのはあんまり好きじゃない。白鳥とかもイマイチ。くるみとかコッペリアとか海賊とか、もっとやってくれたら行くんだけどなあ…

• 『ラン・ローラ・ラン』(10/18)

新宿バルト9。ドイツ映画祭の最終日。いやーこれカッコいい。3通りの話があって、結局全部バッドエンドなのかなと思った。最後の話も、なんだかすっきりしないものが残るあたり、グッドエンドに見えてバッドエンド？　赤色の使い方が独特な監督さんだ。『パフューム』観たとき、すぐこの映画を連想したもんなー。