違和感のイタリア

  • 『違和感のイタリア』 八木宏美(新耀社)

友人に借りた本なんですが、面白かった! 教育を受けない自由、にしびれた。日本の横並び主義うざいと常々思っている人間としては。階級制度を前提にした考え方なのかもしれないけど、機会の自由と平等さえあれば、その後の格差は許容されるんじゃないかと思うのだ。そして機会の自由があれば、意思さえあればどのタイミングからでも進路選択が可能だから、階級変動も可能ではないかと。まあ実際のところ、完全な機会の自由を確保することが難しいのだとはわかっているんだけど。