2012-04-06 ■ book IN read 『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』 石井好子(河出文庫) 食いしん坊には堪らんエッセイ。特に卵好きには。しかしここに書かれている通りのレシピは私にはバターが多すぎて無理ぽ。あとスペイン料理をdisったのはゆるさんー 『チェルノブイリの森 事故後20年の自然誌』 メアリー・マイシオ/中尾ゆかり 訳(NHK出版) 人間にとって不毛の廃墟は動植物にとっての地上の楽園。「危険」というものが相対的なものであることがわかる。 『残念な日々』 ディミトリ・フェルフルスト/長山さき 訳(新潮クレスト・ブックス) 悲惨ではあるが愛情に満ちた家族の記。 『蜘蛛女のキス』 マヌエル・プイグ/野谷文昭 訳(集英社文庫) 読んでいる間ひたすら無償の愛と搾取の関係を考えていた。