平成男子図鑑

自分がおやじ系なのは自覚していたんですが、この本を読んで、ここに出てくるイマドキの男子たちへの自分の反応を検討するに、系どころか、どこからどう分類しても「おやじ」そのものであることが明らかに。というわけで、おやじ向け新聞社系出版社によるおやじ向け、イマドキの男子の生態解説と対応指南たるこの読み物、完全なおやじ視点で面白く読みました。
多少単純化されているにせよ、こういうタイプの男子確かにいるいる。学校や会社の同期や上下数年次の男子にもこういう子は多くて、結構つきあいやすく面白いのだけど、しかし逆に同世代の女子には圧倒的におやじ系ないし干物系が多いのだった。そして男子たちには既婚者が多く、女子には仕事を持つ独身貴族が多い(少なくとも私の周りは)。サラリーマン社会で生きていくには、おやじにある程度順応・同化するほうが楽だと女子たちは悟ったわけだ。しかし、サラリーマン社会自体が崩壊しつつある今、この先生き残れるのはどういうタイプなんだろうとも思う。