ルーブル美術館展/阿修羅展(5/6)

連休最終日の東京はどしゃ降り。しかし、こういうときこそ美術館日和である。
というわけで夕方から出撃し、国立西洋美術館東京国立博物館の二館はしご。予想は的中、がらがらというほどではないものの、少し待てばストレスなく観覧できる程度の人の入りでした。東京でこんなにもゆったりと美術館や博物館を巡れたのは初めてじゃなかろうか。
ルーブル展は正直言ってちょっと期待外れでした(私の好み的に)。収穫はレンブラントデカルト肖像画が見られたことくらい。
阿修羅には感動しました。360度ぐるぐる回ってみられる。向かって右斜め45度くらいの角度からの姿が一番好きだった。正面の顔を斜めから拝む角度で、正面から見ると眉を顰めている顔がとても穏やかにあどけなく見える。身長に対して細く長い手が今にも動き出しそう。細い胴から腰の衣にかけての曲線、腰に巻いた衣の薄くて柔らかい質感がありありと分かるシルエットが美しい。
ほけーっと30分ばかり眺めてました。眼福でした。
そのあと閉館間際に本館に行って、おなじみの曹源寺の十二神将像(そりゃ阿修羅に比べれば凡庸だけど、これを観ないとここに来た気がしない程度に何だか好き)に挨拶して帰りました。