ベートーヴェン:交響曲第9番

ベートーヴェン:交響曲第9番

ベルリンの壁崩壊20周年記念式典、ネット中継はしてないのね…(涙)
悲しいので代わりにこれを聴いてました。ベルリンの壁が崩壊したその年のクリスマスにベルリンで演奏された、バーンスタインの第九。合唱もオケも混成部隊。バイエルン放送響を中心に、ドレスデンフィル、キーロフ歌劇場管弦楽団、ニューヨークフィル、パリ管弦楽団と、統合を象徴するかのような国際的メンバーです。とは言え、演奏当時は壁が崩壊しただけで、まだ統合はしてなかったんですが。

演奏は、まあレニーですから全体にテンポは遅め。突然のスローダウン、ヒートアップありあり。一種の怪演、爆演ではないかと思いますが、とにかくアツい。合唱もオケもお世辞にも息が合っているとは言えないけど、勢いがあってのびのびしている。第九はやっぱこの勢いが大事だよね。実は私の第九CDのお気に入りはこれとサイモン・ラトルバーミンガム市響だったりします。悪趣味? ほっとけ。多少荒っぽくても勢いとパッションのある演奏が好きだー!
動画を発見したので貼っておきます。残念ながら四楽章のみ、四分割ですが無料ですから仕方ないですね。熱い自由の歌を聴け。