かいじゅうたちのいるところ

かいじゅうたちのいるところを観て来た。新宿バルト9
痛々しい映画でした。シャウトとスクリーム、疾走する画面、荒ぶる破壊衝動。まだ感情を制御できない子供の狂暴さの痛々しさと不安定な怖さを抉り取った映画。ちょっと身に覚えあったりするよね。イタい。これはお子ちゃま向け映画じゃないです全然。破壊シーンはそこらの戦争映画ばりの迫力だし、画面の緊張感と不穏さはホラー映画そのものだし、かいじゅうたちとマックスが暴れるシーンはほとんどフーリガンとかストリートキッズの暴動だ。それを本来描いた映画なんだと思う。