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おそうざいのヒント365日

ところで料理本スキーの私だが最近げっとして気に入ってるのがこれ。『おそうざいのヒント365日』(朝日新聞学芸部)。 図書館の処分本コーナーで拾ったまさに拾い物。これとても実用的。写真もなにもない字だけのレシピだけど簡潔でわかりやすい。材料も買…

貸し出し中メモ: "No Laughing Matter" Joseph Heller, Speed Vogel "Catch-22" Joseph Heller 『ヴェネツィアの歴史』 『大奥』6巻 『キャッチ=22』 上・下 『雑多なアルファベット』 『うろんな客』 『敬虔な幼子』 『まったき動物園』

中世ヨーロッパの歴史

『中世ヨーロッパの歴史』 堀越孝一(講談社学術文庫) 読み始めて、おおこれは、ローマ末期のあの混乱状態、ガリアがあってゲルマンが移動してきてノルマンが湧いて出てサクソンがどうしたえええぐしゃぐしゃでわかんねえwwwという時代のローマ直轄圏外…

北の十字軍

『北の十字軍 「ヨーロッパ」の北方拡大』 山内進(講談社学術文庫) 久しぶりにリアル書店をザッピングしていたら発見した。丸ごとドイツ騎士団の本。 「ヨーロッパ」というのは地理的な括りではなく、文化圏の括りである、というのには今更だが目から鱗。…

『不思議な少年』1〜8 山下和美(講談社)

『百鬼夜行抄』18〜20 今市子(朝日ソノラマ) 『木村伊兵衛 昭和を写す 1戦前と戦後』 田沼武能編(ちくま文庫) 木村伊兵衛は母から貰った。

チボの狂宴

『チボの狂宴』 マリオ・バルガス=リョサ/八重樫克彦・八重樫由貴子 訳(作品社) 登場人物が多いのと人名が似通っているのと背景や歴史を知らないのとで大混乱するかと思ったら、それぞれのキャラがめちゃめちゃ立っているのと語りが上手いので全く無問題…

貸し出し中メモ: "No Laughing Matter" Joseph Heller, Speed Vogel "Catch-22" Joseph Heller 『ヴェネツィアの歴史』 『大奥』6巻 『キャッチ=22』 上・下 借りてるメモ:

生き残った帝国ビサンティン/ARRIVAL

『生き残った帝国ビサンティン』 井上浩一(講談社文芸文庫) 大分駆け足ではあるものの、ビサンティン帝国一千年史をわかりやすく概括する良書。歴史書というより物語と解説書のようで、素人にも読みやすい。ただ、『ビサンツ皇妃列伝』とかぶる部分も多い…

ちびの聖者/グロテスク

『ちびの聖者』 ジョルジュ・シムノン/長島良三 訳(河出書房新社) 手際よいストーリーテリングってこういうことを言うんだろう。読んでいてストレスのない、ほんのりじんわり快い小説。パリの旧市場の描写とお母さんの人物像が好きだった。 『グロテスク』…

バウドリーノ/ビザンツ皇妃列伝/休戦

『バウドリーノ』上・下 ウンベルト・エーコ/堤康徳 訳(岩波書店)(4/7) 『ビザンツ皇妃列伝』 井上浩一(白水社Ubooks)(4/17) 『休戦』 プリーモ・レーヴィ/竹山博英 訳(岩波文庫)(5/3)

貸し出し中メモ: "No Laughing Matter" Joseph Heller, Speed Vogel "Catch-22" Joseph Heller 『ヴェネツィアの歴史』 『大奥』6巻 借りてるメモ: "Life of Brian" Monty Python's

侍女の物語/春にして君を離れ

『侍女の物語』 マーガレット・アトウッド/斉藤英治 訳(早川epi文庫) フェミニズム的ディストピア小説という評価のようですが、女性の抑圧という側面より、そういった状況が全て宗教の名の下に行われているという点が言い様もなく不気味だった。この世界で…

シルマリルの物語

『新版 シルマリルの物語』 J.R.R.トーキン/田中明子 訳(評論社) 肉食系エルフ(笑)の物語。マイズロス哀しいな。勧めてくれた友人たちがつまらんから飛ばしていいよと口を揃えていたアイヌリンダレが実は私は一番好きだった。韻律が世界を作るというのは…

頭の中身が漏れ出る日々、Fantastic Mr.Fox

"Fantastic Mr.Fox" Roald Dahl (Puffin books) 原作ファンの友人が貸してくれた。映画のトレーラー見たけど、原作とはかなり違いそうね。ダールの本はどれもかなり辛口。 『頭の中身が漏れ出る日々』 北大路公子(毎日新聞社)(2/17) 何というか、とても…

平成よっぱらい研究所

『平成よっぱらい研究所 完全版』 二ノ宮知子(祥伝社) Amazonの書影が違うのでうちで酔っ払いながら撮った写メを載せておきます。いやはや酔っ払いって楽しいね。いや私も、いっそのこと全部記憶が飛んでればどれほど気が楽かと何度となく思ったけどね。上…

モスクワ攻防戦

『モスクワ攻防戦 20世紀を決した史上最大の戦闘』 アンドリュー・ナゴルスキ/津守滋 監訳・津守京子 訳(作品社)(1/26) 史上最大にして史上最悪の戦闘。とにかく酷い。二大巨頭の失策の応酬により、冬服も冬仕様の車両や武器もなしにロシア遠征したドイツ…

『麦撃機の飛ぶ空』 神林長平(ヒヨコ舎) 『新釈走れメロス』 森見登美彦(祥伝社) 『きつねのはなし』 森見登美彦(新潮社) モリミーの二冊は文庫で買いなおします。

『くだんのはは』 小松左京(ハルキ文庫) 『他人の顔』 安部公房(新潮文庫) 『箱男』 安部公房(新潮文庫) 『燃え尽きた地図』 安部公房(新潮文庫)

『群青学舎 1〜4』 入江亜季(エンターブレイン) 『コダマの谷』 入江亜季(エンターブレイン) 『蘇州狐妖記 2』 真樹操(徳間書店) 『水底の歌 上下』 梅原猛(新潮文庫) 『日本探偵小説全集4 夢野久作集』 創元推理文庫 『寺山修司詩集』 ハルキ文…

プリーズ・ジーヴス 2

『プリーズ・ジーヴス 2』 勝田文/P.G.ウッドハウス/森たまき 訳(白泉社) 本年の初笑い。小説原作の漫画読んで小説以上に良かったことって今までないんだが、これは素晴らしい。本当に小説とは別次元で楽しい。素晴らしい。

外国語で発想するための日本語レッスン

『外国語で発想するための日本語レッスン』 三森ゆりか(白水社) これまで学校で書かされた読書感想文が嫌いだった理由がわかった。あれは想定された模範解答をいかに想像してそれに沿うように書くかを要求されるもので、つまりは空気を読む訓練だったわけ…

旅行者の朝食

『旅行者の朝食』 米原万里(文春文庫) 食いしん坊が書く文章って本当に美味しそうでこちらまで腹が減ってくる。

貸し出し中メモ: 『ナポリの肖像』 『ヴェネツィアの歴史』 『大奥』3〜5巻 『銀河ヒッチハイクガイド』(DVD)

『しゃばけ』 畠中恵(新潮社)

カチンの森

『カチンの森 ポーランド指導階級の抹殺』 ヴィクトル・ザスラフスキー/根岸隆夫 訳(みすず書房) 著者はブレジネフ時代にソ連を出国してカナダに移住、その後長らくイタリアで教鞭を取ったソ連・イタリア政治史の学者。本書も含め著作は全てソ連に関するも…

『大転落』 イーヴリン・ウォー/富田太佳夫 訳(岩波文庫) 『隠された十字架』 梅原猛(新潮文庫)

『小栗虫太郎集 完全犯罪』 日下三蔵編(ちくま文庫) 『岡本綺堂集 青蛙堂鬼談』 日下三蔵編(ちくま文庫) 『ちくま日本文学全集 澁澤龍彦』 筑摩書房 『あやかしの鼓』 夢野久作(角川ホラー文庫)

神器・下

『神器 軍艦「橿原」殺人事件』下 奥泉光(新潮社) 上巻読んでこりゃ渾身の戦争ギャグだと思ったが、下巻に入って、こりゃ渾身の敗戦国日本の物語だと認識を新たにした。 神器を積んでただ一隻、太平洋に漕ぎ出した橿原は敗戦国の幻想たる「本当の」日本を…

神器・上

『神器 軍艦「橿原」殺人事件』上 奥泉光(新潮社)